全国でもまだあまり知られていない伝統的工芸品の指定を受けている四国・香川漆芸。
その歴史と屈指の漆芸は藩政時代、藩主の保護と理解のもとに発展し、幾多の名工、巨匠を輩出してきました。
昭和24年に商工省から重要漆工集団地として指定された後、51年2月には、四国では初めて国の伝統的工芸品の指定を 受けています。芸術的な環境と天分に恵まれていた香川の漆器を、これほどまでに開花させたのは、水戸から茶や花を愛した松平頼重公が高松入封し、漆器や彫刻をすすめ、名工を育てた歴史があるからです。
なかでも、香川漆器の始祖である玉楮象谷が、中国伝来の漆塗技法と我が国独自の技法を融合させ、新しい分野を開拓した功績が、現在の香川漆芸の礎となったのです
香川漆器の老舗製造卸店である創業90年を誇る漆器 山富。
古くから伝わる讃岐漆工芸により、製品はすべて国産ムク材と天然の樹液である漆をつかい、丹念な手塗り作業によって仕上げてあります。
漆器 山富 www22.tok.com/home/yamatomi/ |